※このプレイ日記は2013年10月11日に後援者のさんが製作したものです。










前回、完敗を喫したリドウシ討伐に挑む轟。

しかし、ゲーム内でも最強クラスの強さを誇るリドウシにハーヤンでは全く通用しない。

99連敗を阻止すべく、轟はケルナグール界の猛者・
ガードリーダーに助言を仰いだ。










リドウシただひとつの弱点……それは、空にあり。ではな。



……感謝するぞ、ガードリーダー。

空を絶ち、空を制す……。そんなことができるやつは一人しかおらん。
















リャンミン、お前だッ!
















第844弾



ケルナグール

轟け!飛燕脚

パート2















リャンミン。

前回のケルナグール攻略において、轟ハーヤンを41連敗に追い込んだケンシである。




リャ、リャンミン!?



そうだ。ヤツの得意技を忘れたか……?



く、空中蹴りね……!











かつて轟に「無理」と言わしめたリャンミンの必殺空中蹴り
「飛燕脚」

対空技が存在しないケルナグールでは最強技としても名高い。








でも、リドウシにそれは通用するの?



ああ、リドウシただひとつの弱点は、ジャンプ力が低いこと。

ヤツを倒すためには、その上を行けばいいわけだッ!



さすがはガードリーダー隊長よ。あとで番号を教えてくれ。



役者はそろった! いくぞリャンミン! 俺に力を貸せッ!













緑色の戦士が召還される。

かつて死闘を演じたふたりが、とうとう共に戦う時がきた。


















た、高い! すごいジャンプ力だわ!



リドウシの空を取る! これがやつの攻略法よ!











リャンミンのジャンプ力に、さすがのリドウシも驚きを隠せない。

轟がこの戦いで初めて、イニシアチブを握った瞬間であった。









いけるっ、いけるぞ! 
食らえい、わが奥義「飛燕脚」!










 


「な、なんだとッ!?」




リ、リドウシが飛燕脚を!?




きゃつめ、技を隠していたか……。

だがこれでも条件は五分! 勝てる勝負だ!

セイヤッサァァァァァァァ!!!












 

ところがリドウシは、リャンミンが地上に降り立った途端に
連続攻撃を開始。

かつて猛威を振るったリャンミンは、ウソのように敗北を繰り返した……。













リャンミン、もう負けるわけには行かぬ!

飛燕脚だッ! 空を制するのだ!










ああっ!!













 

リャンミンはリドウシに99連敗。

轟、チャレンジに失敗である。
























オレの負けだ……。



どうやら、終わったようじゃの。



に、にいさん……。



残念だったの、とどろき。小遣いはやれん。



ああ……完敗だ……さあ、溶岩に連れて行ってくれ……。


















「待てッ!」

















このバカ者が!



ち、父上ッ!?














前回、きさまは言っただろう。
「道を極める」と!

こんなところで諦めるような人間が、道を極められると思うか!

さあ、リセットボタンを押せ! やりなおしだッ!!



父上……!

確かにな……こんな理不尽な相手でも倒さねば道は極められぬ……。

そうだ、私は……




















「戦い続けなければならないんだッ!」



フフ……。どうやら続行のようじゃの。















かくして復活を果たした轟。

彼が次に選んだキャラクターは……













ハ、ハーヤンじゃと!?

通算で100敗以上しているのじゃぞ!?



わかっている……。だが、私は忘れていた。

ケルナグールは魂で戦うゲームだ。

気づかぬところで、私は彼を信じることをやめてしまっていたのだ。

すまなかったな、ハーヤン。もう下段攻めも、重なり攻撃もいらん……。

狙うは旋風脚でのカウンターのみッ!!


















わからぬ……。なぜとどろきは、あえてハーヤンを使うのじゃ。

リャンミンでなくとも、まだミンタイツやジョウハンがおるというのに。



……
「スト4」が稼動した頃ね、にいさんの持ちキャラだった

ガイルはとんでもなく弱かったの。
















そう……悲惨な時代だったわ。相手に乱入されて、

強キャラのザンギエフやサガットが選ばれれば、もうその時点で勝ち目はなかったの。

ザンギエフはダブラリでぐるぐる回って、サガットはタイガーショットを撃って……。

ガイルはそれだけで、何もできずに倒されたわ。














 


それでもにいさんはガイルを使い続けたわ。

どんなにやられたって、キャラクターを変更することはなかった……。

つまり、そういうことなのよ。















とは言え、リドウシは気持ち程度で破れる相手ではない。

轟ハーヤンは連敗を重ねる。












旋風脚は一回二回ではいかんようだな。



そうだな、四発……。ヤツを崩すには
四発ぶつけることが必要のようだ。



に、にいさん……そんなに簡単に当たるの?



当たる、当たらないの問題ではない。
もはや当てるのみ。

覚悟せよリドウシ!









 


「セイヤッッッサァーーーーーッ!!」


























































 


















 


140戦目、4発目の旋風脚を受けたリドウシがもろくも崩れ去る。

轟ハーヤン、とうとう最強ケンシを撃破!

大金星にハーヤンも思わずガッツポーズだ★

















はーーーっはっはっはっは! やったぞッ! とうとう沈めてみせた!



すごいわにいさん!



や、やりおった……まさかこの戦力差を埋めるとは!



これが格闘ゲーマー轟の底力よ! はーーっはっはっは!



でもにいさん、調子に乗ってはいけない。この間はそれで失敗したのよ。



そ、そうだったな。

ではおじいちゃん、小遣いを頂くとしようか。




……え?



小遣いだ。そういう約束だろう。まさか約束を破る気か!?



いやいや、何を言っておる。

わしは
「99敗するまでにリドウシを倒せ」と言ったのじゃぞ。

お前は139敗した。つまりチャレンジは失敗じゃ。



ええっ!ちょっと待ってくれ!

だっておじいちゃん、さっき私が復活したときに

「どうやら続行のようじゃの」とか言ってたじゃないか!

あれはどうなる!?



あれは、お主が勝手に続けていたんじゃろ。

ハーヤンでリドウシを倒したことは確かに賞賛に値することじゃ。

だが、それとこれとでは話が違う。



ふ、ふざけるなッ! おいふたりとも、何とか言ってくれ!






就職おめでとう、轟。

































にいさん、これからは調子に乗らないで、社会に貢献してね。






































では早速じゃが、明日から来てくれ。









































「就職・・・おめでとう!」








































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