※このプレイ日記は2013年11月6日に広島県出身のさんが製作したものです。










〜党員三号サイド:最終幕〜
















第911弾





アローンアゲイン


PartE












そして春木彩華編、最後の幕が開く。












彩華は翌日より姿を消した。主人公に何も告げず。












虚ろな日々を過ごす主人公に、ある日突然電話がかかってくる。

突き付けられた現実の正体。それは。












急性白血病。

今まさに命の灯火が消えようとする彩華との再会であった。












これまでの彩華の不可思議な言動。

それらは全て、病気の事を隠すため、そして自分の存在そのものすら消そうとしての事だった。










 お、重たい・・・。



 重過ぎますな。



 なんとヘヴィーなシナリオだ・・・。これまでの言動、死を覚悟してのものだったとは。



 
世界の中心でチェストーと叫びたい気分であります。



 当事者となってしまった三号の気持ち、もはや推し量る事も出来ぬわ(汗)















 なんと・・・なんという事だッ・・・!



 
・・・来てくれたんだね。



 
何故黙っていた!?



 言えなかったの・・・でも、
もうそんな事にあまり意味はないのよ。



 お、おい、ふざけるな!しっかりしろ!



 
手・・・最後まで握っていてね。



 三号殿・・・。



 出るぞ、二号。













 ・・・隊長命令で無ければ、絶対こんな作戦はやらんかったなぁ、二号。



 
我等にシリアスなプレイ日記は、到底似合いませぬ。



 現場放棄などあってはならん事だ。だが、敢えて言う。
これ以上は見ちゃおれん・・・!















 副総裁、時に
とはなんでありましょうな。



 言うまでも無い。
消滅だ。



 消滅ですか・・・しかし、仮に生命存在が消えようとも、
人の心の中には残るのでは?



 
それは生き残った側の都合に過ぎん。



 ・・・あまりに残酷な物言いですな。














 貴様が言うとおり、悔恨や悲哀、そして美しい思い出・・・それらは事実、

全て残るだろう。だがな。



 ・・・。



 
こちらがどれだけ強く思おうとも、死んでしまった相手とはどれ一つ共有出来ん。

所詮は、こちらの独りよがりだ。



 誰とも共有できない想いを抱いて生きる・・・身が捩れるほどの重さです。



 その重さや痛みが、時に嬉しい。
肉を穿ち、血を流す事で、より一層その身に

刻み込まれていくからな・・・まったく、
救われんよ。



 ん、何やら病室が騒がしいような。



 ・・・そうか。














 逝っきよったか・・・。



 まったく、
似合わん事をしたものです。



 おぉ、三号殿・・・
気をしっかり持たれよ!



 最後に言われました。



 おう。














 
『幸せだった。ありがとう』、と。



 そうか。看取りご苦労であったな。



 これにて作戦終了。
酒でもかっ喰らいたいですなぁ。



 同志三号。
得意のアレで〆なされ。



 では一同。逝く者を悼み・・・
献杯。














 
献杯。
















 ふゥ〜・・・うま。・・・・。



 
(なんと苦いだけの酒だ)



 ”カク”はどうした?



 ・・・・・・・・簡単には死ねないモンですな。



 まったくだ。



 不思議なモンです。
涙も出てきません。



 それは・・・それは
酒が足りんからだな。



 では自分が代わりに・・・。
















 
カク。



 こやつめ(泣笑)



 酒が足りんなぁ!
今宵は倒れるまで飲むぞ!



 ええ!
酒が足りませんぞ!













〜彩華編:THE END〜






TOPへ戻る