※このプレイ日記のパート6からパート8まではカワウソさんが製作しております。
３時のおやつタイムです。
サブイベント【むっちゃん万十】をクリアすべく
目的地の大型ショッピングモール【マリノアシティー】に
向かう途中立ち寄ることにした。
むっちゃん万十とは有明海に生息する《むつごろう》の形を
したお菓子で、まんじゅうといっても生地がふわふわなので、
人形焼きやシフォンケーキにちかい。
黒あん、白あんはもちろん、カスタードやハムエッグなど、
様々な味があり、もはや饅頭だかなんだかわからない
不思議なおやつなのである。
『こりゃ、うまいわ。なんつーか、ちょうどいい♪』
むっちゃん万十初体験の柳さんに気に入っていただけたのは
何よりだがふわふわ感がたまらない出来立てではなく、
作り置きだったのでポテンシャルが十分に発揮できて
いなかったのが悔やまれる。
また、寒いと更に美味しく感じるので冬のオフ会の際は、
是非【完全体】を召し上がってもらおう。
空が青から赤に変わり、生ぬるい空気に潮風が混じりだすと
マリノアシティーのシンボルである観覧車が見えてきた。
第２０１９弾
ロマンシングサガ
Ｐａｒｔ⑧
～福岡オフ会ロマンシング佐・賀競馬～
カワウソ編最終章
観覧車は止まらない。
カワウソには野望があった。バリバリのデートスポットの
観覧車に野郎３人で乗り込んだら面白いのではないか？
《冷静に考えたら全然面白くない》との至極まともな理由により、
前回のオフ会でボツになった企画が今回、奇跡の復活を
果たしたのである。
車のハンドルと運命の車輪は我が手中にあり。
隊長と柳さんには気の毒だが、暫し、カワウソのワガママに
付き合ってもらおう。
マリノアシティは福岡市西部に位置する
西海岸っぽい建物＋観覧車＋海に隣接
というオシャレな複合施設である。
いわゆる【なんでもあるとこ】だがそもそも観覧車以外の
目的がないため、ゲームセンターに直行。
運転の疲労のせいか、冷静さを欠き景品がとれない。
意地でも戦利品をもって帰らねば長剣連合の【ゲームセンター荒し】
ことカワウソの名が廃る。
焦りの中、目に入ったのはリアルな造形の恐竜たちが無造作に
ばらまかれている小さなクレーンゲーム。
プテラノドンにトリケラトプス、ラプトルにブラキオサウルス、、、
『アンキロサウルスおるやんけ！？』
大好きな恐竜を見つけ、ヤル気はMAX。
ズゴック式三爪のアームならばカワウソの得意とするところ。
手前に多く積まれているので【雪崩れ】がきまれば勝機はある。
ここで引く理由が見当らんぜ。
クレーンゲームは掴んで取るものだと考えるのは素人だ。
玄人はいかに出口まで【転がすか】を考える。
※個人の見解です。
ふ、、、やはりな。こいつには持ち上げる力はほとんどねぇ！
せいぜい上から押して、ずらすのが精一杯よ！
初手で感覚をつかむと半身が既に落ちかけてる恐竜たちに
狙いを定め、持ち上げず背中をコツいて次から次へと
無慈悲に突き落とす。
結果、500円で10体近くGETした。ただ、この技術が履歴書の
特技欄においては屁の突っ張りにもならないことを考えると
ちょっと虚しくなった。もうけっこういい年だし。
気を取り直して目的の観覧車へ。
ワンゴンドラ(四人まで)1000円で誕生月だと
なんと１周の料金で２周乗れちゃう。
(２周はいいから半額にしてくれ、とか言ってはいけない。
ついでに３人とも８月生まれじゃない。)
ガ ゴン、ガ ゴン、、、ギギギ。
一定のリズムで鈍い音をたてながら観覧車がゆっくり回る。
『これ、落ちませんか？さっきからきしむ音がしてますよ？』
隊長は高いところが苦手なようで落ち着きがない。
『ほぉ～れ、ほれほれ。ゆさゆさ♪』
『ちょ、副総裁！揺らさんで下さい！』
上昇するにつれ徐々に全体が見えてくる福岡タワーとヤフオクドーム。
沈みかけた夕日と漁港の影が哀愁を誘う。
『福岡タワーってスペースゴジラがぶっ壊したんで
したっけ？』
『いや、壊してはないっすよ(笑)』
そんな話をしていると、あっという間に地上に近づいてきた。
ゴール地点近くになると係員さんが扉を開けてくれるので、
タイミングを測って降りる。
うかうかしていると取り残されるので、大袈裟だが
気持ちは命がけである。
幸い３人とも無事脱出できたのでひと安心。
観覧車の乗り降りは大人になってもスリリングです。
その後は、雑貨屋に寄って柳さんにカワウソの
オススメDVD 『クレイジージャーニー』をプレゼント。
これにてマリノアシティ完了。
隊長実家宅【夕食、家呑みタイム】までは、
まだまだ時間が余っている。
『柳さんは体を動かしてもらったほうがいい』という
隊長の助言をうけ帰り道に寄れるバッティングセンターで
気の済むまで、打ちまくった。
前回より柳さんの打率が妙に高い。
ひょっとしてこの日のために仕上げてきたか？
そして最後の夜。
近くのスーパーで酒や惣菜を買って隊長の実家に
向かう。
テレビをつけると終戦記念日が近いこともあり、
NHKで林原めぐみナレーションの戦争特番をやっていた。
食事をしながら３人でそれを観る。
『ソロモン諸島にガ島(ガナルカナル島)ってガンダム
みたいっすね。カイ・シデンも戦闘機が元ネタですし、
アナベル・ガトーってこっからきてんじゃないですか？』
『公式はしりませんが、可能性あると思いますよ』
日本が戦争を始めたきっかけすら知らない私に対し、
二人は詳しく教えてくれた。
家族を守るため、平和な世の中を願いながら死と隣り合わせの戦場で
闘った兵士達。
命をかけて望んだ平和への思いだけは今を生きる私たちが理解し、
忘れないでいてあげないといけない。
『つまり、、、戦争はいかん、ということですね』
『そういうことです』
『そういうことです』
その後はプレステミニで鉄拳３やグラディウス外伝をやったり、
スーファミミニでＦＦ６のエンディングを目指すも
最終ダンジョンで迷子になったりしたが内容がいまいちだったせいか、
よく覚えていない。
夜も更け。そろそろおひらきかと思っていると
『カワウソさん、ここに足を乗っけて勝ち誇ってください！』
四つん這いの柳さんが突然おねだりし始めた。
こんな性癖だったっけ？
『足を乗っけるなんてできませんよ』
『いや、やってもらわんとわしの気がすまんのです！』
すっかり忘れていたが、これが例の
『ロマンシング佐・賀競馬の最下位への罰ゲーム』らしい。
利根川の焼き土下座が如き潔さに心を打たれた私は
『この罰ゲーム次回もやるのか？』
という一抹の不安を抱えつつも、これを実行することが
柳さんに対する礼儀だと自分に言い聞かせ踏みつけた。
色々なことがあって今日は疲れたな。
いつもは近くのカワウソ家に帰って寝るのだが今回は身心ともに
疲労が尋常ではなく大聖堂のネロばりに
『なんだか僕 ひどく眠いんだ』状態だったので
二人と同じ部屋で休むことにした。
8月12日9時。
最後のイベントは福岡の有名なうどん屋で朝食。
他県の人からすると意外かもしれないが福岡県民はとんこつラーメンと
同じくらい、うどんを食べることが多い・・・気がする。
ついでに言うと明太子もけっこう高い食材なので
毎日のように食べるもんでもない。
せっかちな県民性だからか『ラーメンはゆで時間が短い細麺』
『うどんはすぐにすすれるやわらか麺』が大半である。
そんな中、福岡県でかなりのシェアを誇る【うどん屋ウエスト】は
カワウソと隊長のお気に入りで
二日間の暴飲暴食を清めるべく柳さんのリクエストもあり
最後の食事に抜擢された。
特徴としては、リーズナブルで出汁がうまい、ネギと天かすが
セルフサービスでかけ放題。
あと年中おでんが食える。つまり庶民の味方。
『天カスでも、チ●カスでも好きなだけかけてくださいね』
お決まりの最低なウエスタンジョークがスベったところで
３人揃っていただきます。
『今回も食ってばかりでしたね』
『全部、うまかったですよ。このうどんもホント美味しい、
次回も食いたいわ』
『次回は年明けですかね？フジオカさんも来ますかね？』
食事がおわり柳さんを博多駅筑紫口へ送る途中
３人で今回のオフ会を振り返っていた。
いつもなら
“今回が最後かもしれません”と言う柳さんが
“また近々来ると思います”と言っていた。
それが実現するかどうかは問題ではないまた福岡に
遊びに来たいと言ってもらえる結果を出せたことが私にとっての
オフ会の成功だ。
次回は、競馬で投資分以上勝ちたい。
次回は、できたてのむっちゃん万十食べさせたい。
次回は、時間と体力の都合でできなかった卓球をやりたい。
次回は、みんなでメガドライブミニやりたい。
カワウソの野望は尽きないが柳さんはきっと
『酒飲みながら話できればそれでいい』と言うだろう。
でも残念ながらそうはいきません。
次回も美味しい食事と楽しいイベント盛りだくさんで
最大限のO Mo Te Na Shi(滝川クリステル風に)します。
いやと言っても付き合ってもらいます。
マリカー負けっぱなしだしね。
多分 数ヶ月後、また会えるその日まで
どうかお元気でいてください。
隊長殿、柳さん３日間
本当にお疲れ様でした。
怪しい隣人 シラフの酔っぱらい はったり谷のホラフキン
ゲームセンターグリーンのヌシ 福岡オフ会仕掛人
ロマンシング佐・賀競馬初代王者
あなたの友人
カワウソより希望を込めて。